愛は最強!!!!!!!(ジョジョ・ラビット感想)
こんにちはrioです。
先日フォードvsフェラーリで盛り上がったと思ったらジョジョ・ラビットとリチャードジュエルの公開日になりました。
今月は祭りか何かですか。
さて、早速公開してすぐに
「ジョジョ・ラビット」
を観て参りました。
目次
作品詳細
監督 タイカ・ワイティティ
代表作は「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」や「マイティ・ソーラグナロク」の監督さんです。
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「マイティ・ソーラグナロク」で個人的には好きになった監督です。今まで正直ソーというキャラクターにあまり興味が湧かなかった自分でしたがこの作品で好感度爆上げでした。間違いなくソー三部作の中では一番好きな映画です。
おそらく様々な種類の映画にうまくコメディ要素を落とし込むのが上手い監督さんなんだろうな、という印象でした。
「ジョジョラビット」は第二次世界大戦を舞台に描かれている作品でしたが果たしてどうタイカワイティティ監督らしさは出しているのか期待していました。
主演 ローマン・グリフィン・デイビス
私はこの映画で初めてお目にかかりました。
なんだか人気が出そうな愛嬌のある顔立ちですね。
他にもスカーレットヨハンソンやサムロックウェルなどの俳優さんも多数出ております。
参考程度にRotten Tomatoesの評価を載せておきます。
批評家評価 80%
観客評価 95%
かなり高いのではないでしょうか!!!!
期待できます。
さらにこちらの映画
本年度アカデミー賞6部門ノミネート!!!
作品賞にもノミネートされている今作。
注目度が高まります。
あらすじ
舞台は、第二次世界大戦下のドイツ。心優しい10歳の少年ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、空想上の友だちのアドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)の助けを借りながら、青少年集団ヒトラーユーゲントで立派な兵士になろうと奮闘していた。 しかし、ジョジョは訓練でウサギを殺すことができず、教官から”ジョジョ・ラビット”という不名誉なあだ名をつけられ、仲間たちからもからかわれてしまう。 そんなある日、母親(スカーレット・ヨハンソン)とふたりで暮らしていたジョジョは、家の片隅に隠された小さな部屋で、ユダヤ人の少女(トーマサイン・マッケンジー)がこっそりと匿われていることに気付く。ジョジョの頼りとなるのは、ちょっぴり皮肉屋で口うるさいアドルフだけ…。臆病なジョジョの生活は一体どうなってしまうのか!?
Filmarksより
さて、注目度の高い本作ですが果たしてどうだったのでしょうか。
感想(ネタバレなし)
久々にこんな泣いた!!!!!!!!!!
愛は最強!!!!!!!
間違いなく今年ベスト級、いやもうこの映画が今年ベストではないか!!!!!!
注意
ここからの感想核心をつくネタバレはないですが全く情報を入れたくないという方はお気をつけください
最高でしたよ。フォードvsからまだ一週間くらいしか経ってない気がするんですけどこんなペースでこんなにいい映画を出し続けて大丈夫なんですか!!(歓喜)
まだ2020年始まったですがこの映画は今年ベスト級の映画で間違い無いでしょう。
早速感想に入ります。
この映画、というかタイカワイティティ監督作品に言えることですが全体的にテンポがいい。このテンポがいいというのは勿論、物語のテンポの良さもそうですが映像の切り替わり方やシーンの進め方にリズム感がありとても観やすい映画になっていました。
「パラサイト」の時といい映画内のセリフや画面切り替えなど様々なところでリズム感というものが重要になってくる、それを意識するだけで映画全体の印象が変わってくると思い知らされました。
本作の予告編を見ていただければこのテンポの良さというのが伝わるのでは無いのでしょうか。
私はこの映画を観る前、全編通してブラックコメディな映画なんだろうなって思ってました。だけどまさかこんなに泣かされるとは.....
勿論、ブラックコメディな要素も強い映画となっております。先ほども言ったこの映画のテンポの良さ、リズミカルな画面切り替え割やそれに加えスローモーションやセリフや設定(幻の親友ヒトラー)などが戦争という重いテーマをシュールにしブラックコメディ映画として落とし込んであると思います。
この映画は10歳の少年ジョジョの視点から描かれた作品でもあることから、子供の視点から見た戦争の映画と捉えることもできます。ジョジョだけでなく多くの子供たちが出てきます。彼らが戦争に対して恐れを抱かないように前向きに捉えさせようとする、戦争を一種のイベントのように扱う大人や社会の様子というのが描かれこれも映画全体の軽いタッチに繋がる、ブラックコメディ的要素となっていました。
ここからジョジョにしろ他の子供たちにしろ、いかに子供たちが周りの環境や意見に影響を受けやすいか、子供たちの純粋さがいかに盲目的な狂気へとつながるかコメディ要素のある映画ではあるものの一種の政治プロパガンダへの恐怖を感じる映画となっています。
余談ですが本作に登場するジョジョの親友ヨーキーがとても良かったんですよ!!
映画内に出てる時間が決して長いとは言えないのですが、彼こそ子供の純粋さを象徴していたようなキャラクターでとても印象深かったです。
こちらの役を演じていたのはアーチー・イェーツ
最近「ホームアローン」のリブートの子役に抜擢されてご存知の方もいるかと思います。
本作戦争をテーマにしたブラックコメディ映画としても勿論素晴らしいです。特に前半の部分はブラック面が強いと感じました。
ですがこの映画は
家族の愛を描いた映画なんですよ!!!
その面においても本当に傑作でして
主人公であるジョジョのキャラクターはさることながら
スカーレットヨハンソンが!!!スカーレットヨハンソンが!!!
本当にいいお母さん役だったんですよ。もう本当に。素晴らしいです。
マリッジストーリーでめちゃくちゃいい演技してましたけど本作でももう最高ですよ。
いよいよなんか予告編でスカヨハ見ると安心するようになりましたよ最近。
スカヨハが愛は最強って言ってんだから愛は最強なんですよ。
本当に子供のことを愛してるお母さん!!!!って感じです観た人全員好きになるんじゃ無いかってくらいいいキャラしてます。
この映画はあくまでジョジョ視点の映画だからかこのスカヨハのキャラクターであるロージーは映画内では本当に弱い部分を見せないいや、見せないようにしている母親で、しかも周りからの信頼がすごい厚くて、またもうこれが泣けるんですよ...
この映画全体に言えることですがあまり映画の時間が長く無い(109分)のであまり各々のキャラクターがどんなキャラなのか説明があまりないです、がそんな説明なくたってこのキャラがこういうキャラで、あー裏ではこんなことして、こんなことがあって大変なんだろうなって、なんだか伝わってくるんです。
本当に細かな描写が丁寧な映画なんだとそう感じました。
そしてラストシーンまでの流れが本当に...
これ書きなが泣く
是非この映画観てください。
最終評価
ネタバレなし感想ということもありあまり突っ込んだことは言えないですがとにかく観ていただくのが一番です。
皆様の映画を観る際の参考になればと思い誠に勝手ながら点数を付けさせていただくと
10/10
本当に素晴らしい映画でした。個人的には非の付け所がこの映画にはないと感じました。今年ベスト級であることは間違い無いでしょう。
では以上です ありがとうございました!!