よく考えたらCATSの実写ってなんだよ(catsネタバレなし感想)
どうもrioです。
さあついにこの日がやって参りました。
「不浄なポルノ」、「平らで、全く違いのない股間」、「玉ねぎ」こと
「CATS」!!!!
もう一周回って楽しみである本作。
どれほどの破壊力だったのか....
ちなみに私はCATS初見です!!!
目次
作品紹介
監督 トム・フーパー
「レ・ミゼラブル」、「リリーのすべて」の監督さんですが、中でも私のお気に入りは
「英国王のスピーチ」です。
この映画のコリン・ファースが好きで、たまに観返すと観終わった後、後味の良さに元気の出る映画でもあります。
決してダメな映画を作る映画監督さんではないのですが、なんでなんすかね。
この映画が公開前にこれだけ話題になった要因の一つとして、海外での評価の低さです。
この記事を筆頭に検索かけたらボロッカスに書かれた物をたくさん見ることができます。
そもそも、この評価がどうこう以前から話題になっていたのが、
キャラクターがなんか怖い
映画館で子供が泣くのもまあわかる
Googleで「cats 映画」って調べると上の方に「cats 映画 怖い」って出てきます。
海外でこんだけ叩かれてるので当たり前かの如く今年の「ゴールデンラズベリー賞」にノミネートされました。(発表は2月8日)です。
ちなみにRotten tomatoesはどうなのか
批評家評価 20%
観客評価 53%
観客評価が恐ろしく低いって訳でもないんですね。
批評家からはかなり低いです。
海外評がボロッカス言われ話題になっている中、去年の年末にこんなニュースが入ってきました。
まさかの修正版公開!!!!
ここまでするってことは本当にアメリカの方では相当散々言われたことが想像つきます。
日本では修正後の物が観れるっぽいですが....
あらすじ
満月が輝く夜。若く臆病な白猫ヴィクトリアが迷い込んだのはロンドンの片隅のゴミ捨て場。 そこで出会ったのは個性豊かな 〝ジェリクルキャッツ〞 たち。ぐうたらな猫、 ワイルドな猫、お金持ちでグルメな猫、勇敢な兄貴肌の猫、不思議な力を持つ長老猫…様々な出会いの中でヴィクトリアも自分らしい生き方を見つけていく。 そして今宵は新しい人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜。 一生に一度、 一夜だけの特別な舞踏会の幕が開く。
filmarksより
感想(ネタバレなし)
正直そこまでひどくない.....
全体的にショーを観ている感じで楽しい!!!!!
もっとカオスなのを想像した身としてはある意味残念....
注意
ここからの感想核心をつくネタバレはないですが全く情報を入れたくないという方はお気をつけください
まず海外で散々言われたビジュアルの話です。先ほども述べた通りVFXを修正したバージョンの公開になります。だからでしょうか、
言われたほどでもない...
違和感が全くないというのは嘘になります。歌わずに体を強調してダンスしてるシーンや、元々服を着ていたキャラクターが服を脱いで踊ったりしている姿には脳が困惑してしまいましたがそれで作品全体がゴミと化す訳ではないといいますか。
確かに、たまにセクシーな感じで踊ってるシーンとか結構不快に感じますけど
体の形が強調されたりしてると人?猫?ってなりますけど
「不浄なポルノ」呼ばわりされるほどではないです。
まあでも修正前版を観ることはないのでなんとも言えないですけど...
見た目の話より私が気になったのは物語の進め方です。
最初に述べた通り私はCATS初見ですので話はこの映画で初めて知ります。その上でちょっと物語の展開が唐突すぎた気がしました。映画が始まってすぐに「ジェリクル」って何度も出てきて、最後まで見ればまあ本当になんとなくですけどこんな感じの意味なんだろうなっていうのは予想つきますけど最初は置いてきぼり感があります。
他にも色々説明不足でん???って思ってしまった部分があるのでもしかしたらミュージカルの方を予習してから観に行った方がいいかも。
映画の中で結構な数のキャラクターが出てきます。仕方ないと言えば仕方ないですが個々のキャラクターにあまり興味が沸かないです。
特に主人公と悪役!!!
なんか主人公猫の影が薄い。なんでこいつがよそ者で入ってきてすぐ認められてるのか少し違和感を感じてしまう。全体的にセリフも少ないし。このキャラ唯一掘り下げてると言えば途中歌ってるシーンでこの猫の過去を薄ら感じさせるシーンがありますが正直それでもこのキャラの魅力がわからない。
そして悪役的なポジションの猫。悪さする理由が選ばれたいだけっていうのはちょっと理由として弱くないですか。面接なら落とされますよ。こいつに関してはマジで興味が沸かなかった。出番も少ないし。(というかこいつの使ってたあの魔法みたいなのはなんなの)
他のキャラクターもほとんど顔と名前が一致しない。ミュージカル映画だからミュージカルシーン多めなのはもちろんなんだけど映画中ほとんど歌って踊ってって感じだからすごい物語が流れていったというか、肝心なところまで流しちゃってあまり記憶に残らないです。だからそういう意味ではこの映画短く感じるっちゃ感じました。
でも一応好きなキャラもいましたよ。グリザベラは好きでしたよ。
予告編にも出てきますがこのキャラが歌ってるシーンが一番好きです。
この歌ってるシーンがあるから好きっていうのはありますけどこの映画内では出番が少ないながらも一番魅力があるキャラクターなんじゃないかなと思います。
少し酷評気味になりましたが良かったところは良かったです。
背景にある小道具も綺麗だなと感じたシーンはいくつかありました。
ミュージカルのシーンは全てとはいいませんがまた観たいなと思えるシーンもありました。この映画全体に言える事ですがこの作品を「映画」と捉えるのではなく一つの「ショー」と捉えてみた方が楽しめるのではないかと思います。
ディズニーのパレード観てるみたいな。無理あるかな。
最終評価
皆様の映画を観る際の参考になればと思い誠に勝手ながら点数を付けさせていただくと
5/10
めっちゃくちゃ駄作っていう訳ではないです。これよりつまらなくて出来の悪い映画はいくらでもあります。
個人的には「ペットセメタリー」の方がよっぽど酷かったです。
楽しいなと思えるシーンもあり映画内で気に入る曲もあると思います。
自分はサントラ聞いてみたいなって思いました。だから別に観ても損に思うような映画ではないと思います。もし機会があればミュージカル版もみたいです。それで映画への印象変わるかもしれないですね。
以上です。ありがとうございました!!!!!!!