結末を「誤訳」した人の感想(9人の翻訳家、ネタバレなし感想)
こんにちはrioです。
世の中がキャッツで盛り上がっていますが(私も観ましたが)、
今回、私が紹介する映画はキャッツと同じ日に公開された映画
「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」
です。
公開前から個人的に期待していた作品です。
予告編が結構面白そう。
目次
作品紹介
監督 レジス・ロワンサル
初めて聞く映画監督さんです。
あらすじ
あなたは、この結末を「誤訳」する。 舞台はフランスの人里離れた村にある洋館。全世界待望のミステリー小説「デダリュス」完結編の各国同時発売のため、9人の翻訳家が集められた。外部との接触が一切禁止され、日々原稿を翻訳する。しかしある夜、出版社社長の元に「冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば、全ページを流出さる。」という脅迫メールが届く—誰が、どうやって?
filmarksより
この映画、ポスターにもあるように実際の出版秘話に基づいた物語の様なのでどこらへんが実話なのか調べてみると、
映画化もされている「ダヴィンチコード」のシリーズの四作目、「インフェルノ」の出版時に外部への流出を恐れた出版社が、
各国の翻訳家を地下室に隔離して翻訳を行ったというエピソードを元に作られた作品になります。
聞いただけで驚きですよね。
「ダヴィンチコード」も「インフェルノ」も映画化されている有名な作品ですからこれ聞いたときは結構衝撃でした。
海外での評価はどうなのか探したところIMDb(自分は初めて見ました)に載っていたのでそちらを参考にさせていただくと
6.5/10
なんとも言えない感じです。
まあでも悪くはない感じ。
感想(ネタバレなし)
何転するんだこの映画!!!!!!
絶対ネタバレしてはいけない、緊張感ある良質ミステリー映画!!!!!
注意
ここからの感想核心をつくネタバレはないですが全く情報を入れたくないという方はお気をつけください
これは面白い!!!最近こういうの観てなかったからなんか興奮した。
騙されるよって広告されると構えて観るから結構展開予想ついちゃう時あるんだけどこれはわからんかった。
観ながら予想するんだけどそうきたかー!!!って感じで好きですね。
どうなんですかね、自分映画自体はたくさん観てても思い返してみるとミステリー映画って今まであんま観てこなかったから観慣れてる人とかならわかっちゃう物なんでしょうか。
ミステリーものでいうと少し前に日本の「22年目の告白」観て開始三十分くらいで大体予測できて悲しかったのを覚えてます。
これとの違いを挙げるならいい感じにみんな怪しい。
文字通り9人翻訳家が出てくるのですが全員いい感じにキャラが立ってるんですよ。それぞれの置かれている立場やどんな性格、特徴が見た目やセリフに細かく現れていて魅力的に感じます。
それでいてしっかり登場人物が怪しくて種明かしまで本当にわからんかったし、マジで予想の斜め上でマジかー!!ってなる。本当に。
「22年目の告白」だと犯人の描かれ方が不自然だからすぐわかってしまうんですよ。
そういう点では「この人こんな行動取ってるけど?」とか「この人こんなことされて怪しくね」とか描き方がとても自然。
それでいて最後にしっかり全ての辻褄があって気持ちがいい!!!
面白いですよー、真実を知ったら知ったであの時どうなんだってなるから2回目観たくなる。「ユージュアルサスペクツ」を思い出しました。
この映画105分とそこまで長くないのです。
正直ちょっと前半がゆっくりでこれどうなるのかなーとか思ってたら後半にかけて一気に畳みかけます。後半は緊張感あってミステリーも絡んで観ていて身を乗り出してしまいました。
映画の時間的には本当にこれくらいがちょうどいいです。後半のスピード感や展開のはやさは観ていて圧倒されるものがあります。
個人的にはかなり楽しめました。
最終評価
皆様の映画を観る際の参考になればと思い誠に勝手ながら点数を付けさせていただくと
8/10
かなり好きでした!!!面白い。
大型のシネコンだと新宿ピカデリーでも公開しているので是非観てください。
おすすめです!!!
以上です。ありがとうございました!!!!!