絵が描けない美大生の映画ブログ

エセ美大生のお話を聞いてください

クソ映画紀行、世の低評価映画教養を深めに行く(マスク2レビュー、ネタバレあり)

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「前作(の設定)を超えてゆけ」

 

どうもrioです。

世の中でクソと言われ低評価な映画を避けて来た自分ですが、

実際世の中この目で観ないとクソかどうかわかんない

もしかしたら意外に面白かったりするかもしれない。

そこで今まで自分が避けていた世の低評価映画、クソ映画廻りをしていこうと思います。

クソ映画紀行って言ってますが

「クソ映画と言われてるけど実際どうなのか?」

というのが主旨です。

先日ツイッターの方でみなさんの思うクソ映画ってなんなのかと思いこんなツイートしました。

 

たくさん教えていただきありがとうございます。

その中からもいくつか観て行きたいと思います。

 

 

今回観た作品はこちら

「マスク2」

 

目次

 

作品紹介

みなさんのなかにも観た方が多いであろう名作「マスク」の続編映画です。

 

マスク [DVD]

マスク [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2011/12/21
  • メディア: DVD
 

 

私も観ましたが気分が落ち込んだ時に持ってこいの映画です。何度観ても笑える。映画全体のテンポもよく観ていて飽きず展開も王道を行きながらもその独特の設定と組み合わさってライトに観れる映画にもかかわらずどこか重厚ないい映画に仕上がっています。

 

さぞ続編も面白いと思いきや

 

filmarks 5点中3.0点

filmarks.com

 

微妙な点です....

 

事実様々なところで「マスク2」はひどいと聞きます。ひどい続編だと。

で、避けて来たんですが実際どうなのか?

観て行きたいと思います。

 

そもそも「マスク」で綺麗な終わり方してるのにその続編ってなんぞやって話なんですけど...

 

あらすじ

アニメ会社に勤めるティムは、妻のトーニャと平穏に暮らしていた。 そんなある日、愛犬オーティスが水辺で奇妙なマスクを拾ってくる。それこそが、かぶった者の秘めた欲望を解放&増幅してしまう伝説のマスクだった・・・!  何も知らないティムは、そのマスクで会社の仮装パーティーへ。緑の怪人となって大騒ぎし、帰宅後はそのままトーニャとベッドイン。 そして10ヶ月後に生まれた息子は、マスクの力を持ったスーパーベイビー・アルヴィーだった!

filmarksより

 

レビュー(最初の30分)

映画の最初30分まで一緒に観ていきましょう。

 

最初のシーンでは博物館の館長らしき人物が館内をお客さんにガイドしてるシーンから始まります。

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これ結構夜だと思うんですけどしかも大雨だし。そんな時間にツアーする?とか考えていましたが

そんなこと気にしてたらキリがないと気づくのはもう少し先です。

その後館長は北欧神話について話始めます。そこでロキの話になります。

前作で出て来ましたが、「マスク」のマスクは元々ロキが作った物です。

ここからどう話が展開していくのかと思っていると

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マスク登場

館長が持っていました。

すると後ろのほうか明らかに怪しい格好したやつが現れます。

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どうやらマスクを狙っているのか引き寄せられて行きマスクに触れようとしますが館長に止められます。明らかに狙っています。

ちなみに今作でも説明されていますがこの仮面をつけるとロキと同じ能力を得ることができます。(基本何でもできる能力になります)

その後ロキの説明をし始めると、館長や客はロキのことを

「ブサイク」や「厄介者」、「変態やろう」、「神々の面汚し」など、

ここにいる人はみなさん揃ってロキアンチらしいです。

 

すると先ほどの変質者が突然怒り始めます。

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なんでしょうかファンでしょうか。

私もトム・ヒドルストンのロキは好きですよ。かっこいいですし。

 

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 これにブサイクは確かに怒るわな。

そしたらさっきの変質者の顔が緑になって姿が変わっていきます。

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何やら変態味が増しました。なんだこいつはとか思ってたら

どうやら今作のロキはこいつらしいです。

さっきの罵倒はあながち間違っていませんでした。

 

お客さんはみんな逃げ出しロキはマスクを手に入れます。

が、

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 台湾製の偽物でした。

この時点で前作よりも話が飛躍しすぎな気もします。神様出す?

まあとりあえずいいでしょう。

その後このシーンではロキがいかにどんなことができるのかを観させられます。

 

館長の顔剥がしたり

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指が銃になったり

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  いろんなことができるんですね。ロキが博物館から出てシーンが変わります。

 

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 一番右が今作の主人公ティムです。 

一番左がティムの妻のトーニャで真ん中二人はご近所夫婦です。主人公夫妻はご近所夫妻の最近生まれた子供を見に来ている様です。

なんとこの主人公夫婦、

奥さんがアパレルの重役で夫はアニメーターを夢見ながら着ぐるみの中身をしています。

どこで出会ったん?教えてくれよ。この映画よりも気になるわ。

この夫婦、妻は子供を欲しがっていますが夫が渋っています。

その理由は「妻がアパレルの重役なのに自分はこんなんじゃ子供に対してみっともない」からだそうです。

この夫婦奥さん側が譲歩しすぎな気がする。ツイッターで叩かれるぞ。 

 

この家には犬のオーティスがおりティムはオーティスを溺愛しております。 

ちなみに主人公宅にはオーティス用に部屋が用意されていますがそれがこちら

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これも妻の収入から出してるんですかね。炎上もんですよ。

この部屋で二人は遊んでいると先程オーティスが川から拾って来たマスクがティムの手に渡ります。

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ちょうど主人公には会社のハロウィンパーティーの予定がありその衣装にこのマスクをすることに決めます。

意外と仮面つける流れは自然な気がします。流れだけみたら前作よりも自然な持ってき方してると思います。まあハロウィンでこれつけるのどうかなって少し思いますけど。

 

ハロウィン会場手前で車の中で主人公いよいよマスクをつけます。

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このシーン、前作は自分の部屋の中で竜巻みたいになりながら変身しましたが今回は車の中での変身です。

なんというかせっかくの最初の変身なのにしょぼい

一応何が起きてるかわかるとはいえインパクトに欠ける。前作のあの変身の時に周りが散らかって嵐が去った後みたいになるのがいいんじゃん。

それでまあ変身したんですけど

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んんんっ???wwwww

なんか違うww。何この合成画像感。なんかださないか。

これでよく中に入れるなって思いますけど、前作と同じ様にまあどうにかなって会場に入れます。

この後ハロウィン会場をティムが盛り上げていくんですが

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いまいち盛り上げ方に前作の様な信憑性がない。

実際このシーンで主人公がやってることってただ歌って軽く踊ってるだけ。前作の様なあのはちゃめちゃさが欲しかった。あまり洋楽に詳しくない自分でも知っている様な有名な曲を適当に会場に流して盛り上げるって

それ誰でもできるくない???

いまいち信憑性に欠けるやり方でなぜか大盛り上がりしている会場ですが、

なぜか突然マスクのまま家に帰ります。

速攻妻が寝ているところまで行くと

マスクつけたままおせっせします

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なんだよいきなり。

そのおせっせしてすぐにアニメーションが始まります。

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精子です。

ゴムなしおせっせだったそうです。マスクつけたまましたせいで精子の中にマスクの遺伝子が含まれていた様です。

おせっせ中に奥さんマスクつけてるって気づかなかったの?だいぶ顔違うけど。赤の他人ならどうするの。

まあいいや。

すると精子たちが突然驚きます。

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卵子です。

精子達が我先にと卵子目掛けて突進して行きます。三億分の一とかなんとか言われてますからそりゃあ必死ですよ。我々はその圧倒的な確率を勝ち上がって生まれてきたんですから頑張って生きなきゃならないですね。さっきのダンスシーンの100倍位信憑性のあるシーンですよ

 

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着床しました。早ない?

一気に信憑性薄れたけど大丈夫?最初からねえけど。

あと、前作でマスクをつけると心に潜む欲望を引きずり出すっていう設定があったけどこの行動はなんなの?

ティムは子供欲しくないんでしょ。何がしたかったの。

ただ生でおせっせしたかったの?本当は子供が欲しかったの?

物語上多分前者になりますが大丈夫ですか?

 

そんなこんなで朝になりました。

仕事に行くとなぜか周りはあの緑の顔がティムだとみんな気づいてます。

マスクとは?????

マスクしてたのに周りみんなに気づかれる。前作、マスクをしてるからこそ周りの人間に気づかれなず違う人間になれるっていう設定じゃなかったの?

てか周りは一体何でティムだと判断してるんだよ。

あの昨夜のパーティーでアニメーション会社のお偉いさんに目をつけられアニメーターとして昇進します。

そのことを妻に伝えようと家に帰ってきた妻にすぐ報告しようとします。

すると妻からも何か報告がある様ですが先にティムから言います。

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踊って喜んでいます。

とっても信憑性がありますね。

次に妻の番です。

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妊娠しました

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早すぎます。

ギネス記録です、妻の浮気を疑いましょう。

 

ここから子供が生まれるのですが、

ここまでが大体30分です。ここからは皆さん是非ご自身の目でお確かめください。

 

まあ生まれてくる子供はもちろん普通じゃないです。

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顔が膨らみます。普通にホラーです。

 

このあと感想に入りますがこの先の気になる部分だけピックアップさせていただきます。

 

感想

前作と比べてしまうと圧倒的に劣る...

でも観れないってレベルではないと思います....

そして前作からの設定改変が気になる

 

もうすでに上で述べたこと以外で自分が気になったところを述べます。

 

一つ目

ロキがマスクをこの後も探し続けますがその間にまた偽物に出会います。

そんなメジャーなん??

台湾製以外の物が出てくるけどそんな各地で作られてるものなん??

 

二つ目

マスクって夜しかつけられない筈のものだったと思うんだけど犬のオーティス、

ガッツリ昼間にマスクつけてたよ?

これは守って欲しかった。

 

三つ目

マスクつけたオーティス

喋っていいの?

いやなんか微妙に人語喋ってんのもなんか気に食わないんだけど。

 

他にもあるんだろうけど気になったのはこんな感じです。結構どうなのかなって思いました。

今作全体的にアニメ的表現が前作よりも誇張されていた気がします。なんかもうそれがだいぶぶっ飛んでた。前作くらいがちょうどいいっちゃちょうどいい。

子供が生まれてから家の中で犬対子供みたいになるんですけどアニメ表現とはいえやり方が、

お互いまじで殺しにかかってるとしか思えない。

そのレベルは観てて笑えない。

 

現実離れしているといえば今作、ロキとかオーディンとか出てきたこと。

一気に現実離れして気持ちが離れた

ちなみに最初の方に出てきたオーディンです。

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ヨシヒコじゃん。

なんか既視感あるなって思ったら。

 

あとラスト。

雑すぎん??

主人公の雑な説得に雑に応じて仲直りして、ええんかそれで。

 

もう一つ一つ突っ込んでたらキリがないんですが先程行った通り別に観れないレベルではないと思います。

なんやかんや少しお金かかってんのかなってちゃんと作ってあんなと思った部分もありました。

例えばこれ

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普通になんかアメリカのアニメ感あって好きだった。

とか

大袈裟とはいえ犬対子供のシーンのアニメーションもすごい悪いわけではなかったと思う。ある意味割り切って観ればある程度は楽しめるないようになってるとは思う。

おそらくもっと駄作の作品はあると信じてる。

 

最終評価

皆様の映画を観る際の参考になればと思い誠に勝手ながら点数を付けさせていただくと

2/10

前作は普通の悪役がいてヒーローの様な立ち回りをしていたからこそ面白かったというかマスクに憧れた部分もあったと思うんですけど。

まったく観れない訳ではないのでまだよかったです。

まだいけます。まだ体力が残ってる。

ちなみに歴史に浅い当ブログでの今のところのワーストは「AI崩壊」です。

 

rio0713.hatenablog.com

 意外と世間評が良くて拍子抜けしていますがこれを超える作品と前向きに出会って行きたいと思っております。

 

では以上です!!!!ありがとうございました!!!!!

 

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