絵が描けない美大生の映画ブログ

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欅坂46を全く知らないけど観てきた(僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46)

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こんにちはrioです。

お久しぶりです。なかなかブログが更新できませんが少しずつ再開していこうと思います。

最近なかなか映画館に行けず最新映画の記事が書けませんが今回紹介する映画はこちらの映画です。

 

「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」

 

作品紹介

監督 高橋栄樹

過去にAKB48のドキュメンタリー映画も担当されています。

 ミュージックビデオを多く手掛けている監督さんで特にAKB48のミュージックビデオを多く担当されています。

 

今年、1月23日。欅坂46の中心メンバーである平手友梨奈がグループを脱退したことが話題になりました。

www.tokyo-sports.co.jp

 

欅坂46を全然知らない私ですが、数年前の紅白で倒れたと言うことを薄らと記憶にあります。やらせだなんだって騒がれていたことをなんとなく覚えています。

hideyoshi123.com

 

今作ですが映画サイトfilmarksで高評価を得ています。

 

5点中4.3点

filmarks.com

 

感想(ネタバレなし)

平手友梨奈がすごいことは伝わった!!!!けど、良かったんだけど、

注意

ここからの感想核心をつくネタバレはないですが全く情報を入れたくないという方はお気をつけください

記事のタイトルにも記載しましたが、私rioは欅坂46のことをほぼ全く知らないです。なんなら様々なアイドルグループのこともあまりよく知らないです。

と言うこともあり、ほとんどの曲、ミュージックビデオ、ライブが映画内で初見でした。

(余談ですが、昔深夜2時に家の前の通りを大声で「サイレントマジョリティー」を歌いながら歩いているやつを目撃したことがあり、その曲選のセンスの高さからつい調べてしまったことがあります。ある意味思い出のある曲でもあります。私の欅坂46への知識はその程度です。)

 

サイレントマジョリティー(TYPE-A)(DVD付)

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  • アーティスト:欅坂46
  • 発売日: 2016/04/06
  • メディア: CD
 

 

そんな私ですが映画内で流れるミュージックビデオやライブ映像、めちゃくちゃ楽しめました

!!

これは熱狂する気持ちもわかる。そもそもミュージックビデオって映像作品として洗練されたものであるわけだからそれを映画館で観れるだけでもきっとファンの方からすればとても価値あるものなんだろうなって思いながら鑑賞していました。

ドキュメンタリー映画の内容自体は欅坂46が結成してから今年のグループ名改名の発表ライブまでの軌跡が描かれています。あまり一つのテーマに括らない方がいいかもしれませんが、このタイミング(グループ名の改名)でこの作品を出したのはもちろん欅坂46のファンのためというのはもちろんですが欅坂46とはどのようなグループなのか、根も葉もない噂がネットで流れる中でファンの人に改めて知ってもらう、それはファンのためというよりかはグループとファンの関係性のための映画という印象を持ちました。それを踏まえて最終的になぜこのタイミングでグループ名を改名するのかこの映画の2時間半を通して感じ取ることができる作品でありました。ファンの方であればきっと今後も欅坂46をもっと応援しようと思うことができる作品であったと思います。そういう意味では、今回グループの節目を迎えるこのタイミングで公開するべくして公開した映画であったと思います。

そしてこの映画で重要なもう一つの要素が平手友梨奈であったと思います。ネタバレありの方で言及しますが、正直欅坂46初見だよっていう自分にはグループの成長物語以上に印象に残ったのはこの映画を通して描かれている平手友梨奈の天才性の部分です。ドキュメンタリー映画「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン」を私は思い出しました。かなりおすすめですので是非観てみてください。

 

もう平手友梨奈だけで一本映画作れるのでは?それくらい濃い内容であったと思います。そりゃあ2時間半もあるわ。私の平手友梨奈へのイメージって紅白で倒れた人ぐらいの印象だったんですけど、そんな私にも平手友梨奈がどれだけすごい人だったかということが伝わってきました。というか、平手友梨奈が出てるライブ映像とかミュージックビデオ映像とか素人目から見ても存在感が圧倒的すぎる。本当にこの映画観終わった時にはファンになってしまっている、ファンになった時には卒業しているのはなんだか悲しいですが、それほどまでに魅力やオーラが映画から伝わってくる人物でした。メンバーへのインタビューの中で自分のことを「平手友梨奈のバックダンサー」と言ってしまうメンバーがいましたが、そう自称してしまうほどにグループの中で平手友梨奈の存在が大きかったということでありにも関わらず平手友梨奈の脱退を止めようとするのは平手友梨奈がいかに天才であったか伝わってきます。

様々なメンバーにインタビューしながら映画が進んでいく中で最後まで平手友梨奈にインタビューすることがない、平手友梨奈は過去の映像にしか映ることがないまるで平手友梨奈が存在していないようないや、この映画に平手友梨奈は登場していないと言えるのではないか。それほどまでに最も姿は写っていたのに遠く感じた存在でした。その存在に振り回されるグループメンバー達。なんだろう、この映画はリアルな「桐島、部活やめるってよ」をみさせられている気がする。

桐島、部活やめるってよ

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  • 発売日: 2013/11/26
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平手友梨奈の天才性やそれに伴う狂気性を描いていたという面では「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン」を彷彿とさせ、グループの物語では「桐島、部活やめるってよ」を彷彿とさせる、まさに事実は小説より奇なり。一本のドキュメンタリー映画の中にそんなに詰め込んだらお腹いっぱいですよ。

 

感想(ネタバレあり)

先に断っておきますが今から言及することはもしかするとファンの方にとっては不愉快に感じてしまう方がいるかもしれません。それでもいいよという方のみ読んで頂けたらなと思います。

 

 

 

たびたびライブ映像が流れる中で平手友梨奈が欠席しているライブ映像の後に平手友梨奈がいるライブ映像が流れる時がありました。多分観た方ならすぐわかると思うんですけど。多分ファンの方ならこんな事思わないんだろうなって事理解しながら言うんですけど、やはり比べると平手友梨奈は別格だなって感じてしまいました。それは映画後半になってもそう感じました。正直、平手友梨奈一人いないだけで何か物足りない感を感じてしまう。どうなんだろう映画の流れ的にフィルターかかった目線で見てしまっているからかな。でも映画観た後家帰って欅坂46のミュージックビデオ観た時改めて平手友梨奈ってすごいなって感じてしまいました。表現力とか表情の作り方とか他とは一線を画すクオリティだなって。やはりあれだけ支持されるのは本物なんだなって。平手友梨奈をなんで今まで知らなかったんだろう、どうして自分は今まで欅坂46を見てこなかったんだろうと思ってしまうほどに初見の自分にとっては衝撃的でした。

だからこそラストのライブのシーンに物足りなさを感じてしまった、と言うのが自分の正直な感想です。つまりこの映画は先ほどにも言った通り平手友梨奈の天才性を描いた作品であったもののそれがいい意味でもあり、悪い意味でもあったのではないかと思います。この映画はグループの成長物語としながらラストで皮肉にも平手友梨奈の必要性が改めて証明されていないか、そう感じてしまいました。もちろん普段見てない人間がこんなこと言うのは本当におこがましいことこの上ないんですけど。「平手友梨奈のバックダンサー」、「平手友梨奈のための欅坂46」、この言葉を改めて連想させてしまうのではないか、ただグループはこれからも成長していくと思うので今後期待しているのはもちろんなんですけど。

だからこの映画を受け取り方によって感じ方が変わってくると思うんですよ。別の映画を例に挙げて申し訳ないんですけど「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン」的に平手友梨奈の天才性を描いた物語とするならば成功であったと思うし、グループ全体の成長物語というならば物語の流れは良かったとは思うんですけど少し引っかかる部分があるなって思います。

 

最終評価

皆様の映画を観る際の参考になればと思い誠に勝手ながら点数を付けさせていただくと

8/10

一本のドキュメンタリー映画としてとても見応えある作品であったと思います。全然欅坂46のことを知らずに観に来ましたがとても楽しめました。なんなら終わったときには欅坂46の曲をApple Musicで聞いて帰ったぐらいなんで是非気になっているよって方は観に行ってみてはいかがでしょうか。

 

この映画を観た方におすすめの映画を下に貼って置きます。こちらも是非チェックしてみてください!!

 

桐島、部活やめるってよ

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  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 
幕が上がる

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  • 発売日: 2015/08/05
  • メディア: Prime Video
 

 

以上です!!!!ありがとうございます!!!!!!!!!!