絵が描けない美大生の映画ブログ

エセ美大生のお話を聞いてください

第3回クソ映画紀行「絵文字の国のジーン」をレビュー!!!

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「絵文字って日本発祥らしいですよ」

 

どうもrioです。

世の中でクソと言われ低評価な映画があります。そんな映画はきっと評価が低くて多くの人が観ていない映画がいる筈。でももしかしたら面白いかも...

じゃあ私が実際にこの目で観てやろうじゃないか!

第三回クソ映画紀行

です。

クソ映画紀行って言ってますが

「クソ映画と言われてるけど実際どうなのか?」

というのが主旨です。 

前回は「ジャングル 不滅」をレビューしました。

 

rio0713.hatenablog.com

 前回なかなかの代物が出てきて正直そうそうな事がなければビビらなくなった気がします。これ観た後に観た「ハスラーズ」めちゃくちゃ面白く感じた。実際面白いんだけどいつもより謎に面白い、クオリティーの高い作品へのありがたみをより深く心に染みました。「ジャングル 不滅」には感謝してますよ(白目)。

rio0713.hatenablog.com

今回はこちらです。

「絵文字の国のジーン」

こちらを観ていきましょう。 

 

目次

 

作品紹介

2018年公開映画になっております。

先にfilmarksの評価を貼っておくと

 

5.0点中3.0点

filmarks.com

 

思っていたよりは評価が低くない。いや低いけど。

 

Rotten Tomatoes の評価を載せておくと

 

批評家評価 7%

観客評価  38%

www.rottentomatoes.com

 

おうww。なかなかですね。はい。なかなか見ない数値だと思いますよ。こっちはむしろ想像以上で良かったよ。

いや何がいいのかわからない。なんで今から観る映画の評価が低いことに安堵するんだよ。最悪だよ。

 

こちらの映画、第38回ゴールデンラズベリー賞の最低作品賞を受賞したお墨付きとなっております。

ラジー賞ってネタで選んでんのかガチで選んでんのかよくわからないんですけどどうなんですか。ガチですか。ガチっぽいですよ。

今年は「キャッツ」っぽいですね。

rio0713.hatenablog.com

 とっても期待できます。観ていきましょう。

 

レビュー(最初の30分)

では一緒に最初の30分を観ていきましょう。

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最初のシーン携帯というかSNSがいかに生活に必要かのアピから始まります。

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右がアレックスです。主人公かと思いきやこいつ全然出てこない。

あとでまた言及するけど絵文字の世界が主役なのはわかるけど「インサイドヘッド」みたいにこのキャラクターにも感情移入できる様なシーンが必要なのでは?

こいつの事がほとんどよくわからない。

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こいつら授業中でも平気で携帯をいじります。

ただの学級崩壊です。

先生がしまえって言ってんだからしまえや。

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ここが今回の舞台、絵文字の国です。

これブログのために2回目観直したんですけどこの「テキストポリス」って名前の影薄すぎてこの画像貼っつけるまで気にもしなかった。

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この世界には絵文字が暮らしています。

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顔文字たちは大変でその表情の顔文字はどんな時もその表情しかできないそうです。

ワンピースのSMILEを思い出してちょっとホラーだなって思った。

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これが今回の主役ジーンです。

ジーンは”ふーん”って顔の顔文字らしいですが

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苦手らしいです。

わかりやすい演出で何よりです(棒)。

今日は彼の初の仕事でとても張り切っています。

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家の外にドーナツの赤ちゃんを連れたドーナツがいます。

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俺「........」

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俺「........」

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俺「.........」

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俺「........」

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俺「........は?」

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やばい奴なの?大丈夫かこいつ。

情緒不安定すぎて心配なのだが。アニメ表現とか、子供向けとかはわかるけどそれでもちょっと不自然かなって感じる。

このあとジーンは仕事場につきます。そこで話してる象と顔文字がいます。

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???????????????????

なんでこいつ笑ってんの?

何が面白いんだよ、今の会話訳わからんだろ。怖いわ。

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本当だよ

思うわな。俺も思ったわ。

この通り彼は本来すべき顔をするのが苦手な顔文字です。ですが彼の両親はとても上手出そうで、今日が初仕事であるジーンのことが心配で仕事場で待ち伏せしてトイレで家族だけで話すそうです。

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父親はまだ仕事をするには早いと主張しますが母親はジーンを信じたいそうです。

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結局仕事をするそうです。仕事場の責任者スマイラーと出会います。

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落ち着け
新幹線にはしゃぐ幼稚園児か。

反応一個一個がやけにオーバー。子供向けとはいえ少し不自然に感じる部分が多い気がします。
このあとこの仕事場の設備の説明に入ります。

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簡単に説明すると絵文字たちはこのキューブに入り自分が選ばれるのを待ちます。

選ばれると機械がスキャンしてそれが絵文字としてチャット上に表示されます。

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いよいよ仕事の本番。

相変わらず落ち着きのないジーン。

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いざ選ばれるとこのざまです。

もうちょい頑張れよ。昔小学校の時に学芸会の本番でセリフがとんで舞台上で「セリフ教えてください!!!!!」って何度も叫んでた田中を思い出したわ。元気してるかな。

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こんな絵文字が表示されてしまいます。

これに現場は大パニック。

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大パニック

大惨事になってしまいます。

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何ヘラヘラしてんだ

大惨事だぞお前のせいで。

仕事場は大パニックになったのでジーンになんらかしらの処罰を与えることになります。そりゃそうです。そこまでは筋が通ってます。

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削除するそうです。

要は死刑ってことです。重すぎん?誰か止めてあげなよ。酷すぎるでしょ。

このスマイラーの後ろの機械がジーンのことを殺すそうです。なので頑張ってジーンは逃げようとします。

一方、この仕事場にはお気に入りの絵文字になると入れる特別なラウンジみたいな場所が存在します。

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このお気に入りから外れてしまいラウンジに入れない絵文字ハイタッチがいました。彼はなんとかズルしてこのラウンジの中に入るのですが入ってすぐに機械に追われたジーンに会います。

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ここで機械が来たことが自分が忍び込んだからと勘違いしてジーンと一緒に逃げます。ジーンはハイタッチについて逃げた先でこの世界にはハッカーが存在していることを知ります。

それに頼れば自分は”ふーん”の表情を保てるようになるのではと考えます。

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ハイタッチはハイタッチでハッカーに頼んでお気に入りにしてもらおうと画策します。

目的が合致して二人はハッカーを探す旅に出ようとしますがジーンは殺人マシンに追われています。どうやって撒いていくのか。

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雑かよ

これに気がつかないってどういうことだよ。まあなんでもいいや。二人はハッカーを探すため自分のいる世界を飛び出していきます。

飛び出した先はスマホのホーム画面です。

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ここからハッカーのいる違法アプリに入っていきます。

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この映画で最も信憑性のある顔

間違いない。

このアプリには親から隠してるものが入ってる。

 

10代の少年が隠すものといえばエッッな動画やエッッな画像か厨二ポエムぐらいでしょう。

 

ですが実際入ってみると

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ウイルスや

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スパムメールなど

エッッな動画やエッッな画像が見当たりません。

どこでしょうか。ない訳ないんですけど、

厨二ポエムは????どこ?????

どこだよ。あるだろ。

まあ間違いなくあるんですけど映画中には出てきませんでした。

それでハッカーを見つけます。

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ハッカーの女の子キャラって可愛いですよね。この映画でこのキャラが一番好感持てたよ。ジェイル・ブレイクって名前だそうです。

 

大体ここまでが30分です。この後いろんなアプリの世界を歩き回ります。

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キャンディークラッシュ出てきます。

この先はご自身でお確かめください。

 

感想

一体どこ向けて作った映画なの?????

子供向けにしたって色々無理がある気がする

 

今述べたことから話していきます。そもそもこの映画は携帯のなかの話です。学校が出てきたり様々なSNSツールネタが散りばめられていることから年齢的に中学生か高校生あたりを狙って作った映画なのではないかと推測できます、

が、

それにしては様々なところが幼児向けすぎる。ジーンの反応は異常とも取れるくらいにオーバーだし、ネタのレベルも高校生ぐらいの年齢が笑えるかと言われれば間違えなく笑えない。そもそも笑わせようとしてるのかも怪しい。これがこの映画の最大の難点であったと思います。海外での評が低いのもこれが原因では?子供向けでも無理あるからね。

もちろん子供向けアニメでも面白いのってたくさんあるんですよ。この場で挙げるのに的してる作品は「インサイドヘッド」と「ズートピア」かなって思います。

 

インサイド・ヘッド (吹替版)

インサイド・ヘッド (吹替版)

  • 発売日: 2015/09/25
  • メディア: Prime Video
 

 

ズートピア (吹替版)

ズートピア (吹替版)

  • 発売日: 2016/08/10
  • メディア: Prime Video
 

 

そもそもこの映画言い方少し悪いかもしれませんが完全にこの二本の映画の劣化版となっています。観るならこの二本の方がいいです。

特に序盤で言いましたがこんな感じで世界を二つに分けてる系なら「インサイドヘッド」はとてもよかったです。感情たちはもちろんですがそれ以上に現実世界の登場人物にも焦点を当てることでより深みのある映画となっていました。この映画とにかく現実世界のキャラがよくわからないです。それで途中途中たまに現実シーンを挟むと一気に気持ちが離れる感があって残念でした。

 

あと内容的な話をするならスマイラー悪役みたいだけどこの人何も悪いことしてないですよ。欠陥があると初期化されて世界がなくなっちゃうからどうにかしようとしてただけであんな目にあって。最後がかわいそうでした。

 

ただ、別に全く観れないレベルではなかったです。テーマもわかりやすく(わかりやすすぎる部分もあるかもですが)割とテンポもいいです。世界観もこんな世界あったら面白そうだなと思えるようなユニークな設定であったと思います。

だからこそ残念な部分が目立ってしまいました。

 

最終評価

皆様の映画を観る際の参考になればと思い誠に勝手ながら点数を付けさせていただくと

2/10

まだ生きてる、まだいける。

前回の「ジャングル 不滅」に比べればまだマシだと思える要素があります。観れる基準が下がりつつありますが。

「絵文字の国のジーン」ですがネットフリックスで鑑賞可能です。

アマゾンはこちらからどうぞ。

絵文字の国のジーン (吹替版)

絵文字の国のジーン (吹替版)

  • 発売日: 2018/02/17
  • メディア: Prime Video
 

 以上です!!!!!ありがとうございます!!!!!!