絵が描けない美大生の映画ブログ

エセ美大生のお話を聞いてください

犬鳴村の映画化???????????(犬鳴村ネタバレなし?感想)

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こんにちはrioです!!!

 

去年、東京国際映画祭のイベントの一つであったシン・ファンタで、オールナイト上映だったんですけど2本目終わってガッツリ深夜、疲れて頭痛くなってきたタイミングで冒頭8分を強制的にスクリーンで観させられた映画。

 

「犬鳴村」

を紹介していこうと思います。

このポスターの顔はなんでしょうか?

 

目次

 

作品紹介

監督 清水祟

和製ホラーといえばこの監督と言っとも過言でもない監督さんです。有名なのは「呪怨」でしょうか。

 

呪怨 劇場版

呪怨 劇場版

  • 発売日: 2018/09/14
  • メディア: Prime Video
 

 

犬鳴村といえば有名な心霊スポットですよね。例の看板がとても有名です。

ja.wikipedia.org

これを映画化するって一体何事なんですかね。最初意味わかんなかった。

 

こちらの映画の冒頭8分を公開前までYouTubeで観れたんですけど今はもう観れないです。

ここまでは公開前によくあることなんですけど、

一体何を血迷ったのかこれを編集した「恐怖回避モード」っていうのが公式が投稿したんですよ

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これ少しだけバズってたからある意味商業方法としては成功だったのかもしれない。

これでこの映画の存在を知った方もいるのでは?

 

あと話題になったのは公式ツイッターでしょうか。

twitter.com

犬鳴村のワードに対する反応の速さが一時期話題になっていました。

この様な部分を見ると宣伝部分には力を入れていた感じでしょうか。

 

参考までにfilmarks(2月9日時点)での評価を貼っておきます。

 

5点中2.9点

filmarks.com

 

まあなんかこんなもんかなって思います。エンタメ振りホラー映画っていつもこんな感じの評価ですからね。

あらすじ

臨床心理士の森田奏の周りで突如、奇妙な出来事が起こり始める。 「わんこがねぇやに ふたしちゃろ~♪」奇妙なわらべ歌を歌い出しおかしくなった女性、行方不明になった兄弟、そして、繰り返される不可解な変死。 それらの共通点は心霊スポット【犬鳴トンネル】だった。突然死した女性が死の直後に残した言葉「トンネルを抜けた先に村があって、そこで●●を見た・・・」 これは、一体どんな意味なのか? 全ての真相を突き止めるため、奏は犬鳴トンネルに向かう。しかしその先には、決して踏み込んではいけない、驚愕の真相があった・・・。 身も凍る恐怖と戦慄、古より続く血の祝祭からあなたは逃げられない。

filmarksより

 

感想(ネタバレなし?)

犬鳴村の映画化とは?????????

これでいいんですか?????????

注意

ここからの感想核心をつくネタバレはないですが全く情報を入れたくないという方はお気をつけください

ちょっとネタバレするかもしれないですが特にこの映画への面白さは変わらないと思います。かっこ内に少しですがネタバレを含んでます。そこまで大きなものではないですが気になる方は注意してください。

 

いや別になんとなくわかってたけど、わかってたけどツッコミどころがすごい。

一個一個ツッコミ入れていきたいぐらいです。

良かったところを述べるのであれば冒頭ではないでしょうか。

冒頭8分は怖かった。

だから自分が去年映画祭で観た部分が最骨頂でした。

それ以外にもいい意味で和製ホラーらしいシーンといいますか。ここのシーン、ここの画いい意味での違和感を感じてじわっと恐怖心を感じる部分。

例えば最初の子供と病院で話しているシーンは結構印象的でした。

 

結構いろんな方がおっしゃていますが前半の勢いは確かにすごいです。怪奇現象の暴力と言いますか恐怖と不快感の与え方はもちろん量とテンポがすごい。

だからこそ中盤からの失速が目立った気がします。なぜ主人公がこんな目に合っているのかっという部分、つまり物語の確信を詰めて行く部分ですが勢いが落ちましたね。っていうのも中盤までにこの確信部分っていうのが予想できてしまうというか、正直中盤で明かされることにあまり驚きを感じないです。

あと、中盤はあの明らかに現実世界に生きてる幽霊出てきた時ちょっと残念でした。ここまで幽霊が明らかに嫌悪感ある怖いものって感じでしたが、あそこまで幽霊が主人公に手助けしたら「ステキな金縛り」。

物語全体テンポはいいんですけどちょっといろんな要素ぶち込みすぎかなって。

何をどうあがいてもネタバレになりそうですが、血筋がどうこうって話ちょっと無理あるかなって思います。

(おばあちゃんの方の話、後付け感がないですか?犬鳴村の人が主人公血筋に恨みがあるっていうとこまではいいとしておばあちゃんの話ぶつけちゃったら、え?ってなります。半分違う血筋だから幽霊も観客も困惑するのでは。こっちの方がひねりがあって面白いって考えたのかもしれませんが動機や設定があと一歩で崩壊するレベル、いや正直崩壊してると思う)

あと伏線は不自然なくちゃんと回収してください。

(あと物語のラストはどうした?何があった?映画全体で結構関わってきた子供がこのままだと全然犬鳴村と関係なく終わってしまう、せっかくたくさんあの子で伏線建てたのに全く回収できないからあれですか?そもそもお兄さんのお友達は血筋関係なく被害にあってるんだから無理しなくても血筋の周りでは奇妙なことが起きるで片付けてしまっても良かったのに、なんで)

 

子供の話が出てきたんで言いますけど、

もうちょっといい子役いたんじゃないかな(小声)

今作メインで映ってた時間の多かった二人、

ちょっと褒められたものじゃなかったと思うよ(小声)

なんかすごい悪いとは言わないけどもっと役柄にあった子役がいたと思いますよ。

 

それで犬鳴村の映画化ってなんなんすかね。

結局なんか「ここから先日本国憲法通用せず」って看板使いたいだけで特に犬鳴村じゃなくても良かったとしか思えない、名前だけ借りてきた感が否めない結果になってしまった映画だと思う。

村の名前に犬って付いてたから犬の要素を加えたっていうのはわかるんだけど最終的に(犬の遺伝子がどうとか)物語がこんがらがる原因の一つになってしまった気がします。

 

あと最後にホラー演出の話ですが結局音デカい系が多かったかなって印象でした。

ペットセメタリーで似た様なことを記事で書いたのでそちらも参照ください。

 

rio0713.hatenablog.com

 

最終評価

あまり感想をうまくまとめられませんでしたが観ていただければ言いたいことがなんとなく伝わるんじゃないかなと思います。

皆様の映画を観る際の参考になればと思い誠に勝手ながら点数を付けさせていただくと

2/10

いい部分はいいけどそれを潰す要素の方が多いと感じた作品でした。

以上です!!!!ありがとうございます!!!!!!!!