リアルな戦場（娘は戦場で生まれた ネタバレなし感想）
こんにちはrioです！！
本年度アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞は「アメリカン・ファクトリー」です。
ですが私はこれが発表される前にこちらの作品が賞を獲ると思っていました、
「娘は戦場で生まれた」
こちらの映画を紹介していきます。
目次
作品紹介
監督 ワアド・アルカティーブ
この映画でカメラを回している方です。ずっとカメラを回して最初から撮影して本当に緊迫した映像になっています。本当にすごい方だと思います。
参考程度にRotten Tomatoesの評価を載せておきます。
批評家評価 ９９％
観客評価 ９３％
とても高いと思います。期待できます。
予告編
あらすじ
いまだ解決をみない未曽有の戦地シリア。ジャーナリストに憬れる学生ワアドは、デモ運動への参加をきっかけにスマホでの撮影を始める。しかし、平和を願う彼女の想いとは裏腹に、内戦は激化の一途を辿り、独裁政権により美しかった都市は破壊されていく。そんな中、ワアドは医師を目指す若者ハムザと出会う。彼は仲間たちと廃墟の中に病院を設け、日々繰り返される空爆の犠牲者の治療にあたっていたが、多くは血まみれの床の上で命を落としていく。非情な世界の中で、ふたりは夫婦となり、彼らの間に新しい命が誕生する。彼女は自由と平和への願いを込めて、“空”を意味する“サマ”と名付けられた。幸せもつかの間、政府側の攻撃は激しさを増していき、ハムザの病院は街で最後の医療機関となる。明日をも知れぬ身で母となったワアドは家族や愛すべき人々の生きた証を映像として残すことを心に誓うのだった。すべては娘のために…。
filmarksより
感想（ネタバレなし）
物凄いリアルな映像作品。これがフィクション出ないことが恐ろしい映画。
注意
ここからの感想核心をつくネタバレはないですが全く情報を入れたくないという方はお気をつけください
本当にリアルで良くできたドキュメンタリー映画だったと思います。
Netflixで公開しており過去に短編ドキュメンタリー賞を獲っている「ホワイトヘルメット」も今作とちょうど同じ部分を背景としており、今作はよりリアルに市民の生活を描いています。
Netflixに入ってる方はこちらも観ることをお勧めします。
今作、一般市民に視点を絞っている、市民視点ということもありとてもリアルなドキュメンタリー映画になっています。
爆撃が生活空間に落とされる、普通に生活しながら空爆されるシーンは自分たちからはとてもかけ離れたフィクションのようなシーンで恐ろしいのですが、
市民との会話で爆撃をネタにして話したり、子供に聞かせる話が平気で空爆が出てきたり、日常シーンすらもかけ離れながらもその会話にリアルさを感じてしまうのは本当にドキュメンタリー映画のすごいところだと思います。
皆さんの中にも観た方がいらっしゃると思いますが、「カルテルランド」。私はこの映画公開当時あまりドキュメンタリー映画というものを観たことがなかったのですが、映画館で鑑賞時、衝撃的だったことを覚えています。
ついさっきまで映像の中で生きていた人が死体として映っていることに恐怖を感じた覚えがあります。フィクションじゃそんなこと思わないですがこれが現実であることが本当に恐ろしかったです。
今作もそれを顕著に感じました。というか今作の方が感じました。
恐ろしい映画です。そう感じさせるように作ったシーンみたいなのがあってもう。
ドキュメンタリー映画としてもテンポが良く、全体の流れに重要な部分をしっかり映しながら日常シーンなどリアルに感じさせる要素もしっかり含んだ映画になっています。
最終評価
皆様の映画を観る際の参考になればと思い誠に勝手ながら点数を付けさせていただくと
８/１０
ドキュメンタリー映画好き、「カルテルランド」好きだった方にもお勧めしたい映画です。
Netflixで公開され本年度アカデミー賞長編アカデミー賞を獲得した「アメリカン・ファクトリー」も是非チェックしてみて下さい。
以上です！！！！！！ありがとうございます！！！！！！
